AI画像の表情・顔崩れを見直す方法|プロンプト変更を作例で比較(実践編②)

※ 前回の基礎(プロンプト整理の基本)はこちら → 実践編①:プロンプトを直すと、絵はここまで変わる

この記事で確認すること

このページは、AI画像の問題のうち、目・口・笑顔などの表情と顔まわりに絞った実践記事です。 構図、背景、光などの直し方は重ねて説明しません。

AnimeGenで作成した作例では、「笑顔が怖く見える」「目の左右差が気になる」「感情が読み取りにくい」という状態がありました。
ここでは、顔の土台 → 表情語 → 顔向けネガティブの順に指定を変更した画像を掲載します。

※ 表記メモ:Stable Diffusion系では NEG: と書くことが多いですが、 サービスによっては Negative prompt: と表記します(意味は同じ)。

検証条件

この記事は、AnimeGenで実際に作成したBefore、各Step、Afterを見比べてまとめています。 現在確認できる検証記録は次のとおりです。

検証環境

サービス名記録なし
使用モデル記録なし
検証日記録なし
画像サイズ記録なし
生成枚数総生成枚数は記録なし(掲載画像はBefore、3つのStep、After)
設定Seed・Preset・その他の生成設定は記録なし

検証方法

顔の土台、表情語、顔向けネガティブ、品質タグを順に変更した画像を掲載順に確認しました。 各画像でそれ以外の条件が同一だったことを示す記録はありません。

確認ポイント

今回変更した条件

変更しなかった条件

サービス、モデル、Seed、画像サイズ、構図、背景、光、その他の生成設定について、 各画像で同一だったと確認できる記録はありません。

比較対象

表情語が複数入ったBeforeと、顔の土台・表情語・顔向けネガティブを順に変更した3つのStep画像、 品質タグを含む複数の指定を追加したAfterを比較しています。

今回の作例から分かること

掲載画像では、指定を変更する過程で、目・口・笑顔の見え方と表情全体の印象が変化しています。 どの語を追加した段階の画像かを、Stepごとに確認できます。

今回の作例だけでは分からないこと

複数条件を変更しているため、各語の単独効果、同じ条件での再現率、別のサービスやモデルでも同じ傾向になるかは判断できません。 また、品質タグを含む変更もあるため、表情語だけがAfterの変化を生んだとは断定できません。

AI画像生成にはランダム性があります。記録がない条件は推測せず、掲載画像と本文から確認できる範囲だけを説明しています。

比較するときの注意事項

BeforeとAfterでは構図や背景も異なります。そのため、この記事は表情の見え方を観察する作例記録であり、 顔向けの語だけを変えた統制実験ではありません。

まずは結果(Before / After)

Before:表情が崩れた例
Before(調整前)
After:表情が安定した例
After(調整後)

BeforeとAfterでは、目・口・笑顔を含む顔全体の印象が異なります。変更条件は上のEvidenceで確認できます。

① Before:よくある「表情が崩れる」プロンプト

anime girl, smiling, happy, cute

このBeforeでは複数の表情・印象語が入り、掲載画像では目と口に違和感が見られます。
ただし、生成条件の記録がないため、複数の表情語だけが原因だったとは断定できません。

Before:表情が崩れた例
Before(口を大きく開いた笑顔)

② 顔パーツに関する語を追加する

one anime girl, solo,
gentle eyes, small nose, soft mouth,

このStepでは、顔の土台(目・鼻・口)に関する語を追加しました。
掲載画像では、Beforeとは異なる目・口の見え方を確認できます。

Step1:顔の土台を固定した結果
Step1(顔パーツの語を追加)

③ 表情は“弱く”1つだけ(盛らない)

slight smile

このStepでは、複数の表情語ではなく、弱い表情語を1つ指定しました。
比較用の例:smiling, happy, cheerful, joyful のような複数指定に対し、ここでは slight smile を使用しています。

Step2:表情を弱めに指定した結果
Step2(表情は弱く1つ)

④ 顔向けネガティブを追加して見比べる

NEG: bad face, deformed eyes, asymmetrical eyes, creepy smile
Negative prompt: bad face, deformed eyes, asymmetrical eyes, creepy smile

このStepでは、顔・目・笑顔に関するネガティブ指定を追加しました。
掲載画像では追加後の見え方を確認できますが、各単語の単独効果は確認できません。

Step3:顔特化ネガティブ適用後
Step3(顔特化ネガティブ)

⑤ After:最終プロンプト

one anime girl, solo,
gentle eyes, small nose, soft mouth,
slight smile,
upper body,
soft lighting,
high quality, masterpiece, detailed
NEG: bad face, deformed eyes, asymmetrical eyes, creepy smile
Negative prompt: bad face, deformed eyes, asymmetrical eyes, creepy smile
After:表情が安定した完成例
After(口を閉じた弱い笑顔)

まとめ:この表情作例で確認した順番

  1. 顔の土台(目・口)に関する語を追加
  2. 表情語を弱い1語に整理
  3. 顔向けネガティブを追加して結果を確認

同じ手順を試す場合も、1回の結果だけで断定せず、条件を記録して比較してください。

最終更新日:2026-08-05T00:00:00+09:00

執筆・検証:pixim(羽根ちゃん)

AnimeGenで実際に確認・検証した内容をもとに執筆しています。記録のない条件は推測で補完していません。
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表情以外の問題は、該当する専門記事で確認してください。