プロンプトのルール④：品質タグは控えめに、でも必ず入れる

品質タグは便利ですが、多用するとAIが過剰に反応して画像が崩れることがあります。本記事では、最適なタグ数・アニメジェン式推奨セット・NG例をまとめています。

まだ ルール①（基本構造） や ルール②（ネガティブ）、 ルール③（背景は最後） を読んでいない場合は、先にチェックすると理解が深くなります。

プロンプトのルール（1〜5）

品質タグってなに？

品質タグは、AIに「丁寧に描いて」「細かく描写して」と伝えるためのキーワードです。

high quality
masterpiece
best quality
ultra detailed
beautiful lighting

これらはプロンプトの最後のほうに置くのが最も効果的です。 → 詳しくは ルール③：背景は最後に書く を参照。

入れすぎは逆効果？

品質タグは便利ですが、並べすぎると意味が薄くなり逆効果です。例：

best quality, highest quality, ultra high quality, super detailed, ultra detailed...

多く並べてもほぼ効果は変わらず、プロンプトが読みにくくなるだけです。アニメジェンでは、3〜5個に絞るのを推奨しています。

アニメジェン式・おすすめ品質タグセット

※品質タグは最後のほうに少量だけ入れるのがコツ。順番の基本は ルール①、背景の扱いは ルール③ も合わせて読むと、さらに安定します。

high quality, masterpiece, detailed, beautiful lighting, vibrant colors

これだけでも「明るく丁寧な仕上がり」を十分に狙えます。

※品質タグの前には「主役 → 外見 → 服装 → ポーズ → 背景」の順番がおすすめです。 → ルール①：基本構造

良い例（品質タグをほどよく使う）

one anime girl, solo,
pink hair, ponytail, shiny big eyes,
school uniform, standing pose, soft smile,
soft pastel background,
high quality, masterpiece, detailed, beautiful lighting

キャラ情報 → 背景 → 品質タグという理想的な順番。 → この順番は ルール③ に基づいています。

悪い例（品質タグを盛りすぎ）

one anime girl, pink hair,
high quality, best quality, ultra high quality, ultra detailed,
super detailed, ultra ultra detailed, masterpiece, amazing quality,
incredible quality, super high resolution, ultra hd, 8k, 16k

似たタグが多すぎて「何を描くのか」が伝わらなくなります。

キャラ情報より品質タグのほうが多い状態はおすすめしません。

作品に合わせて少しだけ調整する

例：・ふんわり系 → soft light, pastel color
・シリアス系 → dramatic lighting, cinematic lighting

作品の雰囲気に合わせて1〜2個だけ差し替えるのが最適です。

まとめ

品質タグはAIに「丁寧に描いて」と伝えるキーワード
入れすぎず、3〜5個に抑えるのがベスト
アニメジェン式セットは「high quality, masterpiece, detailed…」
作品に合わせて1〜2個だけ調整すると表現の幅が広がる

次の記事はこちら： 【ルール⑤：構図・アングルの書き方】