プロンプトのルール②:ネガティブプロンプトの使い方
AI画像を安定させたいなら、「何を描くか」だけでなく「何を描かないか」も伝えることが大切です。
ネガティブプロンプトは、キャラの崩れ・余計なパーツ・不要な背景を防ぐための必須テクニックです。
まずは プロンプトの基本構造(ルール①) を理解しておくとより効果が高まります。
プロンプトの基本を順番に理解する
- ✔ ルール①:プロンプトの基本構造
- 👉 今ここ:ルール②:ネガティブプロンプト
- ルール③:背景は最後に書く
- ルール④:品質タグは控えめに
- ルール⑤:構図とアングル
ネガティブプロンプトとは?
AIが誤って描いてしまいやすい要素を、あらかじめ「除外リスト」として指定するためのプロンプトです。
これを正しく使うと、キャラの手足の形・顔のバランス・背景のノイズが一気に減り、クオリティが安定します。
画像の背景が崩れる原因については → プロンプトのルール③:背景は“最後”に書く で詳しく解説しています。
アニメジェン式・基本のネガティブプロンプト
low quality, blurry, extra fingers, extra arms, extra legs, distorted face, mutated hands, cropped, watermark, text, logo
最低限これだけでも、キャラの形崩れや余計なノイズが大幅に防げます。 とくに extra fingers(指が増える問題) は多くの初心者が悩む部分です。
効果が分かる例:ネガティブあり vs なし
❌ ネガティブなし
- 指が増える
- ポーズが不自然になる
- 背景に謎の物体が出る
- 髪が絡まって異形化する
⭕ ネガティブあり
- 指の本数が安定する
- 顔のバランスが崩れにくい
- 背景がスッキリしてキャラが引き立つ
- 衣装や髪の形が自然で整う
アニメジェン式・推奨ネガティブ(人物用)
low quality, blurry, bad anatomy, bad hands, extra fingers, long neck, deformed arms, deformed legs, mutated face, poorly drawn face, asymmetrical eyes, logo, text, watermark, signature, cropped, jpeg artifacts
とくに人物イラストでは、 bad anatomy(人体構造崩れ) の除外がとても重要です。
なぜアニメジェンはネガティブを重視する?
アニメジェンでは“綺麗な1枚絵”を最重視しています。 ネガティブを入れることで、AIが暴走しがちな部分を抑え、キャラの個性や表情がしっかり伝わるようになります。
また、構図を安定させたい場合は → 構図とカメラアングル(ルール⑤) と組み合わせるとさらに安定します。
まとめ
- ネガティブプロンプトは「描かない」要素を指定するためのもの
- 形崩れ・余計な物体・ノイズを大幅に減らせる
- ルール①(順番) を理解するとさらに効果UP
- 背景は最後に書く(ルール③) と相性が良い
- 1枚絵の安定感を上げるために必須のテクニック
続きの記事はこちら:
【ルール③:背景は“最後”に書く】