プロンプトのルール⑤|構図とカメラアングルを指定する
構図を指定しないと、AIは曖昧な画面作りになりがちです。
この記事では、初心者でも使いやすいアングル指定と、キャラが魅力的に映るプロンプト例をまとめています。
まだ
ルール①:基本の書き方 や
ルール②:ネガティブプロンプト、
ルール③:背景は最後に書く、
ルール④:品質タグの使い方
を読んでいない場合は、先にチェックしておくと、構図との相性がさらに理解しやすくなります。
プロンプトのルール(全5回)
なぜカメラアングルが重要なの?
AIは、角度や構図の指定がないと「正面・バストアップ」に寄りがちです。 しかし、意図的にアングルを選ぶことで、次のような効果が得られます。
- キャラの魅力が強く出る
- 作品全体の印象が変わる
- 世界観が伝わりやすくなる
- 同じキャラでもバリエーションが作りやすい
なお、構図やアングルを指定する前に、 ルール①(主役→外見→服装→ポーズ→背景) の基本構造を押さえておくと、ブレにくいプロンプトになります。
よく使うアングル(アニメジェン式)
- from below(あおり):迫力・存在感が出る
- from above(俯瞰):かわいさ・小動物感が出る
- bust shot:表情メイン
- full body:衣装や雰囲気を見せたいとき
- close-up:目・顔のディテールを強調
アングルは1つだけで十分。 欲張って複数入れるとAIが混乱し、構図が乱れやすくなります。
アングル指定が効くのは、プロンプトの順番と 情報量の整理ができているからです。 基本は ルール①、 情報を盛りすぎない考え方は ルール④ も参考になります。
おすすめの構図指定
人物イラストでよく使う構図キーワードはこちら。
centered composition, rule of thirds, portrait shot, full body shot, upper body shot
特に「rule of thirds(三分割構図)」は、自然とバランスが良くなり便利です。
ここに、
ルール③:背景は最後に書く や
ルール④:品質タグ
を組み合わせると、構図+背景+品質が噛み合った1枚になります。
良い例(アングルを1つだけ指定)
one anime girl, solo, pink hair, twintail, gentle smile, school uniform, standing pose, full body shot, from below, soft pastel background, high quality, masterpiece
「from below」だけの指定で、存在感のある1枚に仕上がります。
基本構造(主役→外見→服装→ポーズ→背景)は
ルール① で詳しく解説しています。
悪い例(アングルが多すぎる)
one anime girl, from above, from below, side angle, close up, wide shot, dynamic angle, low angle, high angle
アングルをたくさん入れすぎると、何を優先するべきかAIが判断できず、 顔や体が崩れたり、構図が不自然になります。
ポイント:キャラに合わせて選ぶ
かわいい系なら「from above」 かっこいい系なら「あおり(from below)」 落ち着いた雰囲気なら「正面バストアップ」
というように、キャラの性格や雰囲気に合わせて角度を1つだけ選ぶのが、アニメジェン式のやり方です。
表情や雰囲気づけには、
ルール④:品質タグ
を組み合わせると、より狙ったイメージに近づきます。
まとめ
- AIは指定がないと正面バストアップになりがち
- アングルを1つ入れるだけで作品の魅力が大きく変わる
- 複数入れすぎると崩れやすいので注意
- キャラに合う“魅せ方”を意識して選ぶのがアニメジェン式
次に読むなら(実践編)
プロンプトの基礎から復習したい場合は、 ルール①〜④のまとめ読み もおすすめです。